2012年11月21日水曜日

断熱改修

Logic architecture -ロジック熊本-のブログから好評だったものをアーカイブしています。
今回は断熱リフォームについて。

いつもイベントに来ていただいているS様のお婆様のお家が
寒すぎるとのことで、ご相談をいただきました。

30年以上前に造られた建物ですので、予想はしていたものの、
現地を調査した結果、床、壁、天井とも全く断熱がされていない状態。

しかも、お婆様の寝室の一階部分は鉄骨造の車庫となっており、
床下は吹きっさらしの状態です。

空調を入れないと、外気温との温度差はほぼゼロ。

空調を入れても、特に足元は痛みを感じる程の冷たさでした。


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まず養生をしっかりと行います。照明器具は予め嵩上げしておきます。

それにしても広い車庫です・・・。
詰め込めば4台は入りそうです。



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硬質ウレタンフォームを吹きました。
特に熱橋となる鉄骨露出部には念入りに施工します。

壁面と天井面は後日セルロースファイバーを施工する予定ですが・・・


施工した日の夜、S様から電話。



「家が壊れとる!」



と言われるので、よくよくお話を伺うと・・・



暖かすぎて、お婆様が相当に喜ばれているとのことでした!



正直、屋根壁の施工がまだだったので、
どれほど効果があるのか心配だったのですが、一安心です。


実はリフォームをする際に、最も厄介な工種が、「断熱」です。

壁や床を剥ぐ必要性がありますので、
大工工事や内装仕上げ、時には電気工事も発生してしまいますので、
費用も時間もかかります。

私自身、10年以上前に建てた鉄骨造の自宅の断熱改修を昨年行いましたが、本当に大変な工事でした。

時間と手間をかけても、後施工であれば完璧な施工は困難です。


だからこそ、新築する住宅の断熱には力が入ります。


住宅の新築現場で、夜中にウレタンスプレー片手にウロウロしている不審者がいたら、私かもしれません。 

Logic architecture -ロジック熊本-

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